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40代で自営業者になってパグとラジオで一日が暮れる男のブログ

ラジオその2 タブレット純 音楽の黄金時代

自分はだいたい午前中から夕方くらいまでラジオを聞けるときは文化放送を聞いている(早朝の寺島アナの番組の枠が長くなってここのところTBSを聞き始めた)

タブ純さんについては文化放送のゴールデンラジオで話すのを聞く前はTVで「そんなことより~」とかいう地味なネタをやっている芸人さんという認識でしかなかった

 

ゴールデンラジオでタブ純さんの特異なキャラクターを知るにいたり興味が湧いた

特にグループサウンズを解説してくれた回は自分にとって脳が溶けるような感覚におそわれた神回だった

Rストーンズヤードバーズにあこがれてプロになりデビューしたのにやっている音楽はコミックソングのような企画物だったGSバンドの話など笑えた

マーケットに妥協し志を曲げて受けそうと思った曲をだしても売れなかったバンドの悲哀はなんかつんときた

その後の武田砂鉄さんのメタルロックとタブ純さんの昭和歌謡の対抗戦も最高だったな

レコードのぶつ切り方も好き

 

それきっかけで聞くようになったラジオ日本タブレット純 音楽の黄金時代」

そこには自分が知らない音楽 「昭和歌謡 の世界が広がっていた

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ときに能天気に明るく爽やかにときにどろどろとした情念渦巻く昭和歌謡・・それは未知で刺激的な音楽の領域だった

タブ純さんのトークは昔のラジオの深夜放送から若々しさと勢いを抜き自虐を加えたようなAMラジオ感で溢れていた

 

TVのひな壇でMCに振ってもらえるよう前へ前へ出て爪痕を残すといったことはタブ純さんはできないだろう バラエティー向きではない 自分で回すこともできない

衰退していくラジオこそタブ純さんのもつ哀愁、儚さの中に含まれる苦い笑いが十分発揮できるフィールドだと思う 

 

ポンコツで酒好き、機械に弱そうなどの生命力を感じさせないキャラクターも大竹まこと氏や桜木紫乃さんなどから庇護されプッシュされる要因だろうか

自分も本やCDを買って彼の生活を応援しなくてはと思わせる芸人さんである

(夜のペルシャ猫が見当たらない)

 

もう少し売れてもいいし、多分そこそこ動員力もあるような気がする

ラジオとコンサート活動で息長く活動を続けてほしい(アルコールは控えめにして)

YouTubeはもう少し工夫した方がいいと思う

 

このままでもいいかもしれないが遅咲きで紅白もいける可能性もあるかな

 

タブ純さんの競うことをやめた優しさが伝わる番組を聞くと土曜日の夕方ほっとした気分にもなる ずっと続いてほしい番組